未来23-003

第2種感染症指定医療機関である当院は、これまでつなぎ式PPEおよびガウン、エプロン等は3ヶ月程度の備蓄を行っていた。2019年12月のCOVID-19発生に伴い、感染対策の長期化が予想されたため、直ちにつなぎ式を除く全てのPPEを追加で3ヶ月分発注した。しかし、一部発注分の納入が滞り、発注分に関しての納入は保証されたが、その後の発注については、納入確約が得られない状況となった。感染対策が長期化した場合にも、感染リスクの高い患者に既存のPPEが使用できるよう、在庫管理を行う必要性が生じた。そこで、感染リスクの少ない患者には、納入に滞りのないゴミ袋で作成したエプロン、ポンチョを使用し、既存PPEの代用とすることを考案、ICC、看護部等での承認を得た。事務を含むコメディカル職員全員、委託職員全員が空き時間にゴミ袋でエプロン、ポンチョが作れるよう手順書を作成した。

PPEの供給が安定されるまで6ヶ月程度使用を継続した。

ガウン代替え

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